ALS患者に安楽死 ALSはどんな病気? 安楽死の基準は?

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ALS患者に安楽死 ALSはどんな病気?

皆さんこんばんは!筆者のシグです。

今回も最近の時事ネタから、有益な情報を発信していきたいと思います。

 

さて、昨今の日本ではALS患者に対してお金を受け取り、安楽死を選択した疑いで、医師が逮捕された事件がありましたね。

まずALSとはどんな病気なのか、また安楽死について詳しく解説したいと思います。

 

この記事を読むと、

ALSという病気を知ることができる

安楽死に関して詳しく知ることができる

以上の2点がわかるようになっています。

 

では早速みていきましょう!

 

目次

ALSとはどんな病気?

ALSとは筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせい そくさくこうかしょう)という病気です。

 

ALSという病気を一言で表すならば、

脊髄の神経が侵されて、脳から筋肉に指令が送れなくなる病気

 

です。

 

人間は普段、脳から発した電気信号を脊髄の神経を介して、

全身の筋肉に伝えることで筋肉を動かしています。

 

ALSでは脊髄の神経が障害されることで、全身の筋肉が動かせなくなってしまうのです。

 

ALSは進行性の病気で、一度障害された神経は次第に悪化していきます。

 

最終的に呼吸に必要な筋肉が動かせなくなり、呼吸不全で死亡する経過が一般的な難病です。

 

頻度としては10万人に4人程度の割合であり、日本では約5000人ほどの患者さんがいる計算となります。

 

ALSは基本的に遺伝しませんが、稀に遺伝することがあります。

ALSの症状は?

ALSでは全身の筋肉が障害されるため、

・呼吸筋肉の障害→呼吸困難

・舌の筋肉障害→喋りにくくなる

・喉の筋肉障害→食べ物が飲み込みにくくなる

・手足の筋肉障害→寝たきり(ベッド上の生活)

 

などの症状が起こります。

 

特に呼吸筋肉が障害されると、呼吸ができなくなり、最終的に死亡します。

 

ALSの特徴として、筋肉を司る神経のみ障害され、感覚を司る神経は温存されるため、全身の痛覚や触覚は保たれます。

ALSの治療は?

残念ながら、現在世界で、ALSを予防したり完治させる治療方法は存在しません

 

ただし、進行を遅らせる「リルゾール」というお薬は存在します。

 

また早期のリハビリテーションが、余命を伸ばす上で重要と考えられています。

 

しかし病気を治癒させるわけではないため、最終的には呼吸不全を起こし死亡するケースがほとんどです。

ALSまとめ

以上のことより、ALSがいかに辛い病気であるか分かって頂けたと思います。

 

最終的な死亡の原因は、呼吸不全によるものであるため、非常に身体的にも苦痛を伴う病気です。

 

患者さんがあまりの苦痛に対し、安楽死を求める理由も共感できます。

 

安楽死の是非についてはさておき、次は安楽死について解説いたします。

安楽死とは?

安楽死は、患者を病気の苦痛から、死をもって解放させるために行う行為を指しています。

 

安楽死は「積極的安楽死」と「消極的安楽死」の2つに大別されます。

積極的安楽死は、患者に致死性の薬物を投与し、死亡させる行為を指します。

(例えば、末期がんの患者に、呼吸を止める薬を注射し、死亡させる)

 

消極的安楽死は、患者の致死的な病状変化に対し、延命治療を行わないことを指します。DNARとも表現されます。

(例えば、患者に心臓発作が起きても、心臓マッサージを行わず、死亡させる)

 

我が国日本では、積極的安楽死は法的に禁止されていますが、

消極的安楽死は患者本人の明確な意思がある場合などでは認められています。

 

今回の騒動は患者本人の安楽死の希望はありましたが、致死的な薬物を投与したことによって患者を死亡させているため、積極的安楽死となります。

 

そのため、積極的安楽死を選択した疑いのある医師が逮捕されました。

安楽死における是非

日本では消極的安楽死については現在認められていますが、

 

積極的安楽死に対しては様々な意見が飛び交っています。

 

積極的安楽死を肯定する意見としては、

・患者が死を選択するほど苦痛を味わっており、希望があれば解放させてあげるべき

・患者の苦痛を取り払うことは医師としての職務ではないのか?

などの意見が挙げられます。

 

一方、反対派の意見としては

・医師が患者の命を救うことはあれど、奪うことは言語道断である

・死ぬこと以外でも、苦痛を取る方法はある(麻薬による鎮痛・鎮静、神経ブロックによる除痛など)

 

などが挙げられます。

 

日本では現在、積極的安楽死は禁止されていますが、

 

容認されている国があるのも現実です。(スイス、アメリカの1部の州、オランダなど)

 

この点については、世界各国を含めた更なる議論が必要かと思われます。

この記事を読んでいるあなたはどうお考えですか??

全体まとめ

 

さて今回も、時事ネタに関する記事をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

 

ちなみに筆者の僕は、積極的安楽死に対して未だ肯定も否定もできていない状態です。

 

ただ1つ言えるのは、積極的安楽死をするにしろ、しないにしろ、

 

患者から多額のお金を受け取ることは、いかがなことかと思われます。

 

今回の記事は以上です!どうでしたか? 少しでも皆さんに有益な情報となれば幸いです。

 

 

最後まで読んでくださりありがとうございました!

また別の記事でお会いしましょう!

 

シグ

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この記事を書いた人

関東在住の医学部5年大学生
現在は趣味のドラム片手間、アメリカ医師国家試験、ファイナンシャルプランナー合格に向け奮闘中です!
少しでも最新医療トピックや生活で役立つ思考プロセスなどの有益な情報を発信しています!

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