糖尿病 〜死のカルテット①〜

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死のカルテット(4重奏)

皆さんは死の4重奏という言葉を聞いたことがあるでしょうか…。最初に物騒な言葉を持ち出してしまって申し訳ありません(汗) 死の4重奏とは4つの生活習慣病に関する病態を表しています!!その4つとは糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満を指しています。この4つの病態は今や世界中で人々の健康寿命を短縮していることからこの様に呼ばれる様になりました。今回はその中でも糖尿病にフォーカスを当てて少し記事を書かせていただこうかなと思います!

糖尿病の種類! 〜意外と多いんです〜

実は、糖尿病は一概に1つの病型で成立している疾患ではありません。1型糖尿病、2型糖尿病、劇症型、緩徐進行型…など、様々な病型があるのですがここではメジャーな1型糖尿病、2型糖尿病のみ説明しようと思います!もし他の病型についても質問あれば、プロフィール欄のTwitterのDMなどからでもお気軽に質問ください!わかりやすくご説明します!

1型糖尿病 〜すい臓の機能がぁ…〜

私たち人間は、ブドウ糖(グルコース)からATPを合成して動力となるエネルギーを確保しています。①私たちが摂取した食べ物(炭水化物)は消化管でブドウ糖に分解され、血管内に吸収されます。(血糖値UP!)②その後血流によって全身に行き渡ったブドウ糖は、すい臓から放出されたインスリンによって血管内から細胞内に取り込まれます。(血糖値Down!)③そして細胞内でブドウ糖からATPが合成されます。

前置きが長くなりましたが、1型糖尿病はすい臓が破壊されてインスリンが放出できず、②の機序が障害されてしまいます。従ってブドウ糖が細胞内に取り込まれず、血管内に残ってしまうため血糖値が上昇します。血糖値上昇によって口渇、多尿、体重減少、疲れやすいなどの症状が出現します。さらに症状が悪化すると糖尿病ケトアシドーシス(後ほど解説します。。)という重篤な疾患を合併してしまいます。

すい臓が破壊される原因として自己抗体の存在が挙げられます。皆さんも抗体はご存知ですよね!そうです、ウイルスなどから私たちを守ってくれる免疫物質ですね!普段は感染症にかからない様に働いてくれてるのですが、なんと抗体は自分の細胞を攻撃してしまうものもあるのです。。。それを一般的に自己抗体と呼びます。この自己抗体によるすい臓の破壊が1型糖尿病の原因として挙げられます。

1型糖尿病を見つけ出す!

1型糖尿病は血液検査項目の血糖値、HbA1c、自己抗体の有無、インスリンの分泌程度などで診断します。また尿検査で尿中に糖分が出ていることも参考になります。1型糖尿病は若年者に多く、学校の尿検査で発見されることもしばしばありますね!なんにせよ、早期発見が第一です!治療はインスリン療法や食事・運動療法などがありますが、2型糖尿病の方で解説いたします!

★おまけ知識★

糖尿病の診断には血糖値、HbA1cが用いられると記載したのですが、患者さんの中には糖尿病と指摘されることを避けるため、健康診断の際に合わせて食事を抜いたりして血糖値を下げようとする方がいらっしゃいます。。。しかし、HbA1cはウソをつきません!!!HbA1cは過去1ヶ月間の血糖値を反映して上下する検査項目のため当日食事を抜いたからといってHbA1cは高値を示します!これで糖尿病を指摘されるとちょっとキマズイ雰囲気になってしまいますね。。。汗

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この記事を書いた人

関東在住の医学部5年大学生
現在は趣味のドラム片手間、アメリカ医師国家試験、ファイナンシャルプランナー合格に向け奮闘中です!
少しでも最新医療トピックや生活で役立つ思考プロセスなどの有益な情報を発信しています!

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